活性化リンパ球療法

活性化リンパ球療法とは,腫瘍等に罹患している子自身の免疫細胞を対外へ取り出し、培養を行うことで、免疫細胞の数を大幅に増やすとともに活性化させ、その免疫細胞を再び体内に戻してあげることで、腫瘍等を攻撃させる治療法です。
自分自身の細胞を利用するため、副作用がほとんどなく、元気・食欲といった生活の質(Quality of LilE:QOL)の向上が期待できることが特徴です。
 

特 長

活性化リンパ球療法は腫瘍の種類や臨床ステージにかかわらず、適用が可能です。

また、自身の細胞を用いるため、副作用の心配が少なく、肉体的負担が最小限ですみます。そのため、治療は外来で行い入院の必要はありません。また、他の治療と異なり一般状態が悪くても治療が可能です。 外科手術・化学療法(抗がん剤)・放射線療法をしたいけれども体力が持たない・副作用が怖いなどお考えの方にも良いでしょう。

『末期の癌で手の施しようが無いけれども何かしてあげたい』と思う方にとっては希望の光だと思います。

 

活性化リンパ球療法に関する よくあるご質問

Q.活性化リンパ球治療でがんは治りますか?

活性化リンパ球療法では、進行癌や末期がんは完全に治すのは難しいと思われます。
一方がんの進行を止めたり再発防止する効果、生活の質(QOL)を 改善する効果は大いに期待できます。
がんは再発が最も恐ろしいことですから、手術後に活性化リンパ球を投与し、がんの再発を防止することは効果的な治療であると考えられます。

Q.がんは完全に切除したと言われましたが、この治療を行う意味がありますか?

手術によりがんが完全に切除できたと言われると、患者様の多くは、がんが治ったと思われますが、数年後何割かの確率で再発します。
「完全に切除」というのは、「肉眼的に切除できた」ということで、がんが再発する可能性があります。がんを完全に切除した後に活性化自己リンパ球治療を行うことは、再発を防止できる可能性があり、効果的な治療の一つであると考えられます。

Q.生活の質(Quality of LilE:QOL)の改善とはどのようなものですか?

生活の質(QOL)とは患者様の全身状態、具体的には食欲不振や倦怠感の有無等を表します。活性化自己リンパ球療法により、食欲が回復したり倦怠感が無くなるといった改善効果が認められます。 そのため、入院せずに自宅での治療が可能となり、普段のように散歩に行ったり、などの例があります。

Q.活性化自己リンパ球療法はどんながんに効果がありますか?またどんな副作用がありますか?

基本的にどのようながんに対しても効果があります。がんの種類で効果の現れ方にも違いがありますが、むしろがんの進行度の影響が大きいと考えています。
手術直後からこの治療を行うことが最も効果のある方法で、進行するほど効果は一般的に低くなるようです。
副作用は軽度の発熱がたまに見られる程度です。自己のリンパ球ですので重篤な副作用はありません。

Q.活性化自己リンパ球療法と他の療法の併用は可能でしょうか?

可能です。抗がん剤や放射線治療、あるいはオゾン療法・ホメオパシー療法・高濃度酸素カプセル療法・抗がん性サプリメント等との併用は、お互いの治療タイミングを考慮していただければ、むしろ高い効果が期待できると考えています。

 

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